メンタルを整えるのに一番良いタイミングとしては、眠る時と起きた時です。
静かな環境で自分の呼吸音を感じやすいのと、このタイミングは、潜在意識や無意識など、深い意識につながりやすいからです。
販売ページのほうでもお話いたしましたが、
「潜在意識のベースが作られるのは7歳～10歳くらいまで・・・この年齢の脳波はシータ波が主体で、催眠状態に近いので潜在意識に学習されやすい・・・」
というお話をいたしました。
このシータ波は、実は大人になってからも出せるもので、眠った直後と目が覚める直前に出やすいです。
ですので、いわゆる「睡眠学習」を推奨する人もいますが、現実的には「眠った直後と目が覚める直前」にタイミングをピッタリ合わせて睡眠学習をするのは難しいと思うのと、ヘタをすると睡眠の質を落としてしまう可能性が高いと思います。
ですので、眠る直前か目が覚めた直後が良いです。
つまり、ボ～っとしている時です。
ただし、起きた時は注意が必要です。「朝方に悪い夢を見る」という方も多いと思います。なぜ悪い夢を見やすいかというと、長時間眠っていた間に、
脱水状態になってノドが渇いていたり、
暑い・寒いという温度が影響していたり、
排泄物がたまっていてトイレに行きたい、
睡眠時無呼吸症候群で眠りが浅く疲労感もたまっている
など、身体的に不快な状態だったり、あるいは危険な状態にあるので、わざと悪い夢を見させて意識を強制的に起こそうとする機能が働くからです。
また、本書内で解説している通り、朝起きた時は「新しい一日が始まるという変化のタイミング」でもありますので、その変化に対する不安が起こりやすいタイミングでもあります。
それらの不快な感覚が起こりやすいのも、朝起きたタイミングですので、
「朝起きた時はワークはやらない」という判断でも良いですし、
行う場合は、「いったん起きて、トイレを済ませ、水を飲み、室温調整し、（後述の）古代妄想-認知ワークを同時に行う」と良いです。
ということで、一番の理想的なタイミングとしては、夜眠る前ということになりますが、
人によっては「寝る前が一番不安が押し寄せてくる」という方もいらっしゃると思いますので、そんな方は（後述の）『古代妄想-認知ワーク』と『成長期間-認知ワーク』も同時に行うと良いです。
いずれにしましても、
「自分の呼吸音を感じれるような静かな時で、意識がボ～っと出来る余裕のあるタイミング」
が最適です。
また、そういう時間を作る努力も大切です。
人によっては、「ご飯を食べた後のお昼寝の時」だったり、「ゆっくりお風呂に入っている時」だったりするかもしれません。
その他にも、『脳が整う動画』をボ～っと見ながらワークをしたり、考え事をするのも良いです。
→参照ページ『脳が整う動画』
私のおすすめする『脳が整う動画』は、一般的に言われるような動画とは全く違います。
心理系とか、自己啓発系などとは、全く関係が無い動画です。
すでに“整い始めている”
メンタルや潜在意識を整える「ちょうど良いタイミング」は、実は誰にでも訪れるものです。でも、「いつが正解なのか」「この気持ちは何なのか」といった不安を抱えたまま、どう動けば良いかわからずに立ち止まってしまうことも多いでしょう。
そんなときに、「無理に変わろうとしなくていい」「今のあなたのままでも、すでに“整い始めている”」ということを、まずは静かに知ってほしいと思います。この文章は、そんなあなたの心にそっと寄り添いながら、やさしく導くための入り口です。
自分が整うタイミングについて、もやもやした気持ちがある方は、どうぞ一度深呼吸して、ゆっくりとお読みください。
整うタイミングは「頑張れないとき」に訪れることが多いです
メンタルを整えようと思うとき、あなたは「もっと前向きなときのほうが良いんじゃないか」と感じるかもしれません。でも実は、心が疲れていたり、やる気がわかなくなったり、何もかもどうでもよくなってしまうようなときほど、潜在意識が静かにメッセージを送ってきていることがあります。
例えば、仕事に行く電車の中でフッと涙が出そうになったり、なんでもない言葉にやけに心がざわついたりする瞬間。それは、自分が気づかないうちに、心の中で“整理を始めたいサイン”が出ている証拠かもしれません。
無理に「頑張らなきゃ」と力んでも、心はなかなかついてきてくれません。でも、肩の力を少し抜いて、「ああ、自分はいま整えるタイミングなんだな」と気づくだけで、自然と流れに乗れるようになります。
ただ立ち止まっているだけでも、整う準備は進んでいます
よく、「行動しなきゃ、何も変わらない」と言われますよね。でも本当にそうでしょうか？潜在意識の力は、何かを“しようとしなくても”動いています。
例えば、季節が変わっていくとき、あなたは何か行動しましたか？していませんよね。でも、自然はちゃんと循環し、空気が変わり、木々が芽吹き、やがて花が咲きます。人の心もそれと似ています。
「何もできない」と感じるときも、実は内側で“何かが動いている”。そんな視点を持ってみると、「動けない自分を責める必要なんてなかったんだ」と気持ちが少し軽くなるかもしれません。
心がざわついたとき、それは「変わりたい」のサイン
心がモヤモヤしたり、急に不安に襲われたりするとき、私たちはそれを「悪いこと」と感じてしまいます。でも、潜在意識の世界では、それらは実は“変化の前触れ”です。
例えば、整理整頓をする前に、部屋がいったん散らかることがありますよね。それと同じで、心の奥でも「いままで無視してきた感情」「見て見ぬふりをしてきた本音」が表に出てきているだけなのです。
この「ざわざわ感」があるうちは、整えるタイミングがすぐそばまで来ている証拠。逆に言えば、まったく何も感じなくなってしまうほうが、ずっと危険なサインといえます。
良いタイミングは「自分を否定したくなった瞬間」に隠れている
「なんでこんなことで悩んでるんだろう」「自分は弱い人間だ」と思う瞬間、あなたは落ち込んでいるように見えて、実はふたつの選択肢を持っています。
ひとつは「自分を責め続ける道」。そしてもうひとつは「自分を受け入れ直す道」。
このとき、前者を選んでしまう人がとても多いのですが、実はほんの少しの気づきで後者に進むことができます。その気づきとは、「いまの気持ちは、すべて“次の自分”への準備期間なんだ」と理解すること。
今のあなたが感じている自己否定も、潜在意識にとっては「新たな価値観に生まれ変わる前の苦しみ」です。だからこそ、焦ったり責めたりする必要はありません。
整うタイミングは「誰かの言葉」がきっかけになることもあります
ある日、偶然聞いた友人のひとことや、本のフレーズ、ネットの文章にハッと心が反応したことはありませんか？それは、心の奥の“準備”が整いつつあるからこそ、自分に必要な言葉に敏感になっている証拠です。
もし最近「何か」が気になっているなら、それを無理に流さず、「いまの自分に必要な道しるべなのかもしれない」と考えてみてください。
潜在意識は、いつも「あなたを導こう」と動いています。そのメッセージは“静か”であるほど大切なことが多いのです。
「整える」というのは、実はただ「戻っていく」だけ
多くの人が勘違いしてしまいがちなのですが、「整える」というのは、“新しくなること”ではありません。むしろ、“本来の自分に戻ること”です。
例えば、誰かの期待に応えようと背伸びをし続けた結果、自分の本当の気持ちがわからなくなってしまった人がいます。でもその人が心を整えていくと、やがて「ああ、私はこんな風に感じていたんだな」と、静かに“本音”が戻ってきます。
それはとても優しいプロセスで、「変わる」というより「ほどけていく」という感覚に近いかもしれません。
自分を整えるタイミングは「自分で決めなくていい」
ここまで読んで、「じゃあ結局、いつ整えればいいの？」と思った方もいるかもしれません。
でも本当は、「整えるタイミングは自分で決めなくていい」のです。なぜなら、整う準備ができたとき、心と体が自然と教えてくれるから。
そのサインを見逃さずに、受け入れられるようになるだけでいい。無理に肯定的にならなくても大丈夫です。静かに「あ、いまなんだな」と気づけることが大切です。
最後に：まずは「気づくだけ」で大丈夫です
ここまで読んで、何か心に触れるものがあったなら、それで十分です。今すぐに何かを変えようとしなくて構いませんし、行動に移さなくても問題ありません。
整えるというのは、急ぐものでも、頑張るものでもないのです。ただ、今の自分を少しずつ受け入れながら「気づき」を重ねていくことで、自然と心と潜在意識は整っていきます。
この先、少し専門的な視点から「どう整っていくのか」「その仕組みは何なのか」を解説していきますので、安心して続きを読んでくださいね。あなたの歩むペースで大丈夫です。ここから、やさしく進んでいきましょう。
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