あなたも一度は聞いたことがあるかもしれませんが、イタリアのサッカークラブで、ACミランというチームがあります。
ヨーロッパの人にとって、一番熱狂するスポーツはサッカーです。
さらにACミランというチームは、イタリア国内リーグで何度もチャンピオンを獲っているだけでなく、ヨーロッパ全体のトップチームで争われるチャンピオンズリーグでも何度も優勝経験がある古豪のチームです。
成績が悪ければ、マスコミもサポーターも、容赦なく激しい批判をしてきます。
そんなクラブチームで約30年間もCEOを務めた、ガッリアーニさんという方のお話をご紹介したいと思います。
とても印象に残ったお話で、過去の自分を振り返った時に、ハッと気付かされた内容でした。
↓ガッリアーニさん談↓
人は、今この瞬間の感情に流されやすいものです。
例えば、
チームが連勝を続けて調子が良い時は、
過去の失敗の連続や、辛かった経験も
「あ~あの時に辛かった経験をたくさんしたからこそ、それが今に活きて良い結果になっているんだ。そして未来も、必ず良い結果が続くだろう。」
と希望が持てるものです。
ですが、
チームが連敗を続けて調子が悪い時は、
「あ~あの時の失敗から何も学んでいないし、成長していない。過去のやり方が全て悪かったから、今の悪い結果になっているんだ。そして未来も、どうせ悪い結果が続くんだろう。」
と勝手に悲観してしまうものです。
それだけ人間というのは、今この瞬間の感情に流されやすい生き物だということです。
だからその思考のクセに注意して、
今自分たちができることを淡々と続けて、未来に希望を持って生きるのです。
それが唯一の成功法則です。
↑ガッリアーニさん談↑
というようなお話を記憶しています。
どこかにメモしたわけでもなく、記憶力の悪い私がなぜか覚えていた内容です。
過去の自分の感情を振り返ってみて、ハッとしました。
「瞬間的な感情に振り回されて、またそれの繰り返しで、悪い思い込みになってしまっていたな~」
と痛感させられました。
そして、ガッリアーニさんが言っていることは、まさに
「記憶の書き換えであり、解釈の仕方で現実がまったく逆になる」
ということなのです。
厳しい環境の中で30年間もトップチームのCEOを勤め上げた人の言葉は、とても重みがあり、私の経験と照らし合わせてみても、真実なのだと思いました。